スイスの動物園で今月3日、ガラパゴスゾウガメの赤ちゃんの一般公開が始まった。2匹誕生したうちの1匹は珍しいアルビノで、その確率は10万匹に1匹という非常に珍しいケースだった。体重100キロを超える大きなゾウガメの母親から生まれた子ガメは、平均寿命200年と言われる一生を始めたばかりだと『USA TODAY』などが伝えている。
スイス西部セルビオンの「トロピカリウム動物園(Tropiquarium Zoo)」で先月1日、ガラパゴスゾウガメの卵から2匹の子ガメが孵化した。ガラパゴスゾウガメはリクガメの中で最大種であり、今回の子ガメは絶滅危惧種の保護プログラムの一環で誕生した。同園で飼育している雄1頭と雌2頭は、3頭とも30~33歳であり性成熟を迎えたばかりだった。
同園のスタッフであるトーマス・モレルさん(Thomas Morel)によると、ガラパゴスゾウガメの交尾は複雑で難しくその成功率は2~3%と非常に低いため、今回交尾が成功したことに大喜びしたという。体重100キロを超える母親は2月11日に合計5つの卵を産み、約2か月半を卵を温める孵卵器の中で過ごした卵のうち先月1日に最初の子ガメが誕生した。
無事に子ガメが孵化したことに歓喜したスタッフだったが、