先月26日、野生のオポッサムが米ニューヨークにあるバーに入り込み、店内は一時パニックとなった。外に逃げることができず店内の片隅に隠れたオポッサムを見つけた女性は、慎重に近づくと首根っこを掴むようにして捕獲に成功した。無事にオポッサムを店外へ逃がした女性の行動に、その場にいた人々だけでなくネット上からも称賛の声があがっている。『New York Post』などが伝えた。
野生のオポッサムが現れたのは米ニューヨーク州ブルックリンのグリーンポイントにあるバー「Temkin’s Bar」で、バーの外で友人とお酒を楽しんでいたサラ・フルトンさん(Sara Fulton、33)は1匹のオポッサムが開いていたドアから店内に入っていくのを目撃した。サラさんは「何かの生き物が店内に走り込んでいくのが見えて、『今のって犬? ネズミ?』と思わず友人と顔を見合わせていました」と当時を振り返った。
「ネズミにしては大きすぎる。オポッサムに違いない!」とサラさんが友人と話していると店内から悲鳴が聞こえ、オポッサムが狭い店内に突然現れたことで多くの客が一時パニック状態になってしまった。そんな状況を見たサラさんは颯爽と店内に入っていき、オポッサムの姿を探した。そして店内の片隅で怯えていたオポッサムを見つけると、ゆっくりと近づき捕獲することに成功した。
当時の様子を捉えた動画では、テーブルの奥で屈んでオポッサムを捕まえようとするサラさんの後ろ姿が映っており、