今年3月、オーストラリアのある家で飼っている猫が我が子を亡くしてしまった。ところが同じ時期に同居犬が子犬を出産すると興味を示し、優しく毛繕いをして毎晩一緒に眠るなど母犬と一緒に子犬たちの育児に参加し始めたのだ。種を超えて子に愛を注ぐ姿には「種族なんて関係ない。母親は母親なんだ」と感動の声があがっている。『The Mirror』などが伝えた。
豪ビクトリア州メルボルン在住のシャネルさん(Chanelle)がTikTokに投稿した動画には、猫が3匹の子犬を優しく毛繕いしている姿が映っている。この猫はシャネルさんが飼うチャコールベンガルという種類の“メディナ(Medina)”で、3月24日に我が子を亡くしたばかりだった。
メディナが子猫を亡くしてしまったのと同じ時期に、偶然にもシャネルさんが飼っているカブードル(キャバリア・キングチャールズ・スパニエルとプードルのミックス犬)という種類の犬が子犬を出産しており、メディナはすぐにこの子犬たちに興味を示し始めた。しかしこれまで母犬と同居していたとはいえ、初めて子犬を目の前にしたメディナが危害を加えるのではないかと心配したシャネルさんは、最初の3週間ほどはメディナが子犬に近づかないように警戒していた。
それでも少しずつ子犬に近づくメディナを見たシャネルさんは、