昨年10月にリリースされたホラーゲームの実況動画がYouTubeなどで配信され、多くの人気を集めている。しかしあまりに怖すぎるキャラクターが登場するため「子どもたちに悪影響を及ぼしかねない」とイギリスの警察が判断し、保護者らに注意喚起する事態に発展しているという。『LADbible』などが伝えた。
問題になっているのは、2021年10月12日にリリースされたホラーゲーム「POPPY PLAYTIME」だ。このゲームは廃工場が舞台で、人間に恨みを持ったぬいぐるみなどのおもちゃに捕まらないように謎を解いていくストーリーだ。
作中に登場するキャラクター“ハギー・ワギー(Huggy Wuggy)”はプレーヤーに襲いかかるぬいぐるみの1つで、フワフワとした青い毛並みと異様に長い手足を持ち、顔にはクリっとした大きな目があり真っ赤な唇でにっこりと笑っている。どこか不気味さがあるものの、クマがモデルとなったぬいぐるみのようで愛くるしさも感じる顔つきだ。
しかし一度見つかってしまうと、ハギー・ワギーは大きな口を開けて気味の悪い笑顔を見せながらプレーヤーを追いかける。口の中にはサメの歯のような尖った歯がぎっしりと詰まっており、捕まえるとプレーヤーを殺してしまうというホラーゲームらしい恐ろしい設定となっている。
YouTubeやTikTokなどではハギー・ワギーの恐怖の動画が多数公開されており、特に年齢制限などはないため誰でも閲覧することができる。イギリス南西部のドーセットでは特にこの動画が流行っているようで、5歳ほどの幼い子どもたちも閲覧しているという。この動画の影響で子どもたちは遊び場でカミソリのような歯を持つハギー・ワギーの真似をしていることもあり、