南アフリカに住む48歳の女性は6か月前、長年の喫煙が原因で難病を発症した。女性は手の指先が壊死しただけでなく、精神的にもつらい日々が続き「私のようにならないためにも、タバコに手を出さないで!」と訴えた。『The Mirror』などが伝えている。
南アフリカ、ヨハネスブルグ南部の町アルバートンに住むメリンダ・ジェンソン・ファンフィーレンさん(Melinda Jansen van Vuuren、48)は昨年10月、手の指先が紫色に変色しちょっとした温度の変化にも敏感になった。
そして約2週間半経つと今度は右の指3本と左の指1本が真っ黒に変色し、医師はそれが喫煙によって引き起こされる難病「バージャー病」であると診断した。
バージャー病とはタバコを吸う人に多い手足の動脈の病気で、血管が詰まってしまうために手足のしびれや痛みが酷くなり、そのまま放置すると手足に潰瘍ができて腐り始める。メリンダさんの指が黒くなったのは皮膚や皮下組織などが壊死してしまったからで、激痛のため普通の生活を送るのも一苦労だった。
実はメリンダさんは13歳でタバコを吸い始め、それから35年間、一日に15本を吸うヘビースモーカーだった。
ネイルアーティストとして働いていたメリンダさんは「症状は急激に悪化し、非常に深刻でした。私は慢性的な激痛により料理や掃除、髪を梳かすこともできなくなり、風呂にも入れず、指を使うネイルの仕事は断念しました。10月以来、ペンを執ることさえできていないのです」と溜息をつき、