「街で見かけるヤンチェオンテンバール」と書いたフリップを披露した。「今も常にもう毎日、街中を見ながら『自分の作った洋服着ている人いないかな?』『靴履いている人いないかな?』」と目を凝らしている香取は「ニュースでも渋谷の映像とかすっごい見てます」と自身のブランドアイテム探しを欠かさないという。「まだまだ小さなブランドなのでなかなかお目にかかれないんですよ」と現状を述べて「10年経ったときには一日1回は街で見かけられるようになったら嬉しい」と期待を込めた。
さらに「まだないんですが、バッタリ僕の絵が描いてあるコート着ている人を見つけたら、車停めて降りてって『ありがとう!』って一緒に写真撮ってもらいたいんですよ」と願望を口にした香取だが、この話を草なぎ剛にしたという。すると草なぎは「えー、2回ぐらい見かけたことあるよー。ヤンチェの服、着ている人見たよ」とあっさり返してきたそうで、香取は「僕より彼の方が(見かける機会が)あった」と残念がった。草なぎも街中で香取が作った服を着ている人をチェックしているのではないかと司会者から聞かれると、香取も「そうですね、(チェック)してくれているんですね」と頷いていた。
しかし10年前にはブランドを手掛けることも全く想像していなかったという香取。「自分は買うのが好きだから」とどちらかというとショップは持たない意向だったそうだ。「一人だったらやっていないかもしれない」と祐真朋樹氏の存在が大きかったというが、現在ショップのオーナーとなり「楽しいです」と顔をほころばせた。
「これから先の10年もどうなっているのか。(これまで先のことを)あまり想像してこなかったので逆に楽しみですよね」と香取慎吾。「今を必死に一生懸命前を向いていた」というスタンスは10年前も今も変わらないそうだ。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)