エリザベス女王(95)が即位70周年の「プラチナ・ジュビリー」を迎えたことを記念し、公式SNSでは新たなポートレートが公開された。父ジョージ6世の写真が飾られた部屋で、女王が明るく微笑んでいる姿だ。テーブルの上には、公的書類を入れて女王に毎日届けられることで知られる“赤い箱”が置かれている。
バッキンガム宮殿の公式SNS「The Royal Family」が現地時間6日、エリザベス女王の即位70周年記念日を祝し、現在滞在しているサンドリンガムの私邸で撮影した女王の新たなポートレートを披露した。
エリザベス女王は1952年2月6日、父ジョージ6世がサンドリンガムで崩御した後、25歳の若さで英国の君主に即位。今年で英国史上最長となる在位70年を迎えた。
この日、公開した写真は「アンジェラ・ケリー」によるライムグリーンのドレスを着用した女王がアームチェアに座っている姿だ。胸元には21歳の誕生日にクイーンマザーから贈られた、アイビーを象ったダイヤモンドのブローチを2個つけている。
壁際にあるテーブルの上には1948年に撮影されたジョージ6世とコーギー犬の写真が飾られ、女王の手前のテーブルには有名な赤い箱が置かれている。女王は即位以来ほぼ毎日公的書類を受け取っているが、それらは私設秘書の手渡しか、この赤い箱に入れて届けられるという。
箱の中には議会での出来事や、海外と英連邦国の事柄について女王に報告する文書をはじめ、女王の署名と王室の同意が必要な国書などが収められている。
また今回の投稿では、過去にエリザベス女王が赤い箱と一緒に撮影した写真を数枚公開し、