同様の称号が与えられるかどうかは定かではなかった。
夫人がチャールズ皇太子と婚約発表した2005年2月、バッキンガム宮殿は声明で、皇太子の即位後に夫人は『プリンセス・コンソート(正妃殿下)』と称される予定だと伝えていた。
しかし今回、サンドリンガムで書かれた女王からの公式声明により当初の宮殿の方針が覆され、カミラ夫人の将来の地位が保証された。チャールズ皇太子が国王に即位した際には、夫人が王妃として戴冠されることになる。
クイーン・コンソートとは統治する国王の配偶者のことであるため、チャールズ皇太子の即位後、カミラ夫人の称号は「クイーン・カミラ」となる。
女王の言葉を受けてクラレンスハウスの広報担当者は、皇太子夫妻が「感動し、光栄に思っています」と明かした。
現地時間6日には、チャールズ皇太子が女王の即位70周年を祝う声明を発表し「私達は、母の願いに代表される名誉を深く自覚しています。最愛の妻は終始、私自身のゆるぎない支えとなってくれました」と述べた。
女王からの異例の発表に、英国民はSNSでこのような意見を交わしている。
「カミラは好きだな。決して脚光を浴びようとせず、家庭内虐待防止のチャリティに多大な貢献をしている。」
「カミラを気に入ってるよ。騒がず、ただひたすら公務をやり遂げている。女王からの粋な計らいだね。」
「彼女はその地位に値する以上に立派であることを時間をかけて証明してきた。特に米国に移住した別の『王族の妻』と比べるとね。」
「僕は王室ファンじゃないけど、いいんじゃない。国王の妻になるんだから。」
「フェアプレーだね。私は王党派からは程遠いけれど、女王は時代の流れに乗り、子供達の選択を認めることでこの国を誇り高くしていると思う。」
「間違っている! クイーン・カミラと呼ぶくらいなら、王位はウィリアム王子に引き継いでほしいよ!」
画像は『Clarence House 2019年10月15日付Instagram「Today The Queen and The Duchess of Cornwall attended a service at Westminster Abbey to mark 750 years since the church was consecrated.」、2022年2月5日付Instagram「On this day 182 years ago, the signing of the Treaty of Waitangi took place in New Zealand.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)