小さな島にある観光名所の灯台を訪れたイギリス在住の夫婦が、このほどアクシデントに見舞われた。頂上からの景色を楽しんだ夫婦が下に降りると既に営業が終了しており、入口には外から鍵がかけられていたため出られなくなってしまったのだ。非常口を見つけたものの、灯台から本土に繋がる道は満潮により水没し通行できない状態だったという。『The Mirror』『Chronicle Live』などが伝えた。
英ダラム州ウィッカムに暮らすバリー・シンさん(Barry Singh、57)と妻ベラさん(Vera、55)は2月6日、ウィットリーベイにある観光名所「セントメアリーズ灯台(St Mary’s Lighthouse)」を訪れた。
灯台からの景色を撮影しようと午後3時すぎに頂上に登った夫妻だが、約1時間後に下に降りると既に営業は終了しており、スタッフも誰一人いなかったという。しかも入口の外から鍵がかけられていたため、2人は灯台の中に閉じ込められてしまった。
バリーさんは当時の様子をこのように明かしている。
「下に降りると全ての扉がロックされていて、私たちは灯台の中に残されてしまいました。妻はパニック状態で『どうやって外に出たらいいの?』と言っていましたが、最終的に非常口が見つかってそこから出ることができました。しかし満潮で、本土に繋がる土手道の水位がかなり高くなっていて危険な状態で。幸い非常口のドアは開けたままにしていたので、再び屋内に戻って暖を取ることができました。なんとか明かりをつけてヒーターを見つけたのですが、警報が鳴っていたので警察に連絡することにしたのです。」
警察からはヘリコプターを使っての救助を提案されたが、