約30年前に体外受精で女児を授かった夫妻に衝撃的な事実が判明した。2年前に受けたDNA検査の結果、父と娘の間に親子関係が認められなかったという。夫妻の体外受精を行った際、同じ病院で不妊治療を受けていた別の男性の精子が使われた可能性が高く、一家は今月になって医療過誤および契約違反などの被害を受けたとして当時の担当医や病院の運営会社を訴えた。『Good Morning America』『New York Post』などが伝えている。
米オハイオ州在住のジョン・マイク・ハーベイさん(John Mike Harvey、以下マイクさん)と妻のジェニンさん(Jeanine)は1991年、体外受精により娘のジェシカさん(Jessica)を授かった。
しかし今から2年前にジェシカさんが家庭用のDNAキットで遺伝子検査したところ、マイクさんとの親子関係が認められなかったという。
事実が発覚した経緯について、ジェニンさんはこのように語っている。
「きっかけは2020年にヨーロッパ旅行を予定していたジェシカにDNA検査キットをプレゼントしたことでした。マイクはイタリア人の血を引いているので、これから訪れる国にいる遠い親戚と繋がることができたら素敵だなと思って。でも検査の結果、私たちが想像もしていなかった事実が明らかになりました。ジェシカはイタリアではなくアイルランド、イギリス、ドイツ、ウェールズ、フランスの人種の血を引いていることが分かったんです。」
「今から30年ほど前、子供が欲しかった私たち夫婦は不妊治療の専門医を訪ねました。私たちの目標はこれ以上ないほど明確で、血の繋がった子供が欲しかったのです。だからマイクの精子を使って体外受精することにしたんです。それなのに医師は私たちの知らないところで他人の精子を使っていて…本当に信じられません。」
またマイクさんも「まさか自分が信じていたものとは違う現実を知ることになるとは…まるで朝起きると他の誰かの人生になっているようで、どう説明していいのか分かりません」と吐露した。
ジェシカさんによるとDNA検査の後、