南アフリカの動物保護施設で、赤ちゃんサイとシマウマの子どもという珍しいコンビが話題を呼んでいる。へその緒が付いたまま保護された赤ちゃんサイは24時間体制でケアを受けて元気を取り戻し、同じ施設で保護されていたシマウマと仲良くなったという。幼いながらもお互いを励まし合って絆を深める微笑ましい姿を『Daily Paws』などが伝えている。
南アフリカにあるサイ専門の保護施設「Care for Wild Rhino Sanctuary」は昨年12月上旬、自力で立ち上がれないほど弱っている赤ちゃんサイを発見した。このサイはまだへその緒が付いており、スタッフによると生後12時間ほどしか経っていない状態だった。
同施設はこのサイに“デイジー(Daisy)”という名前を付けて保護した。生後間もないデイジーには1時間おきにミルクが必要だったため、スタッフたちは24時間体制でケアを続けた。スタッフらの努力のおかげで徐々に元気を取り戻していったデイジーだが、母乳を飲むことができず免疫力が低下していたことからそのまま集中治療室(以下、ICU)で過ごしていた。
デイジーは免疫を付けるための治療を行い、体を冷やさないように毛布に包まれて眠っていたが、母親のいないデイジーのためにスタッフらは常に誰かがそばにいて見守れるようにしていたという。
そんな中、