キャンプや募金活動などで見かけることの多いボーイスカウトの子どもたち。自主性やたくましさなどを育てることを目的に活動しているという。そんなボーイスカウトに参加していた12歳の少年が、このほど身につけた知識とスキルを活かしてハイキングコースで動けなくなっていた犬を救出した。『KITV』などが伝えている。
今年8月、ボーイスカウトとして活動しているデイヴィッド・キング君(David King、12)はメリットバッジ(Merit Badge)を取得するために母親のクリスティンさん(Christine)と一緒にハイキングをしていた。
メリットバッジというのはボーイスカウトにおける技能や知識習得の証であり、様々な活動に参加することによって得られるものだ。デイヴィッド君は今回ハイキングのバッジを取得するため、米ハワイ州オアフ島にあるハイキングコース「ワイマノ・トレイル(Waimano Trail)」を歩いていた。
15マイル(約24キロ)の長距離ハイキングで、残り2~3マイル(約3.2~4.8キロ)でゴールを迎えようとしていた時、ジェイディさん(JD)とエイミーさん(Aimee)と名乗るカップルに出会った。
デイヴィッド君は「何があったのかはよく分かりませんでしたが、犬が地面に横になっていたので『何か必要なものはありますか』と尋ねると、2人は『はい』と答えたんです」と当時を振り返った。
道に迷ってしまったというジェイディさんたちは持ってきた水がなくなってしまい、携帯の充電が切れてしまっていた。さらに横になっていた愛犬でピットブルの“スモーキー(Smokey)”が、ハイキング中に肉球に切り傷を負ってしまい歩けなくなってしまったという。
とにかく動いて帰ろうとしていたジェイディさんたちだったが、