アデルは「チェストナット・グローブという学校で英語を教えてくれた、マクドナルド先生よ」と答えた。
エマが「その後、先生と連絡を取り合ったことがある?」と聞くと「いいえ。彼女は私がイヤー8の時に学校を去ったから。教えてもらったのは1年間だったけど、私を本当に英文学に夢中にさせてくれた。私は英語が大好きで、今は歌詞を書いているわ」と説明した。
マクドナルドさんは当時ストリートダンスのクラブも担当していたが、アデルは参加していなかったという。
そんな先生について「彼女はもの凄くクールな人。魅力的で、いつも私達のことを心配してくれた。ゴールドのブレスレットをつけて、カッコよかったのよ。だから英語のレッスンを本当に楽しみにしていたわ」と当時を振り返った。
すると突然、会場から大きな歓声が沸き上がり、アデルが「彼女はここにいるの?」と観客席を見回した。マクドナルドさんが立ち上がりステージに上がると、アデルは感激のあまり顔を歪めて涙を流し、2人は固いハグを交わした。
アデルは「来てくれるなんて、知らなかったわ。全然変わってないわね」と言うと、マクドナルドさんは「サプライズだったのよ。あなたを誇りに思うわ」と久しぶりの対面に2人とも感激しきっている様子だった。
現在のマクドナルドさんは教職を引退し、家族の面倒を見ているという。アデルが「あなたは本当に私の人生を変えてくれた。最後に会ったのは、私が12歳の時だったわ。ママ、信じられる?」と観客席にいる自身の母親に呼びかけた。最後には「後で電話番号を交換しましょう!」と述べ、再びハグを交わしていた。
画像は『Adele 2021年11月21日付Instagram「Home Sweet Home.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)