ブリトニー・スピアーズの後見人をめぐる審理が行われ、父親ジェイミーさんを後見人から外すことに判事が同意した。ブリトニーの勝利を受け、裁判所の周囲に集まった数百人のファンは大歓喜。SNSでは「君は自由だ!」「自分の人生を生きて!」と祝福のコメントで溢れ返った。
人気歌手ブリトニー・スピアーズは精神的に不安定になったことから、2008年に父親ジェイミー・スピアーズさんが彼女のキャリアや財産、私生活などを管理する後見人になった。後見人とは自ら判断することが困難な人のために裁判所から与えられる制度だ。
2019年には体調を崩したジェイミーさんが後見人を降り、ケアマネージャーのジョディ・モントゴメリーさんが一時的に代理を務めた。ただしブリトニーの財産管理においては、引き続きジェイミーさんが後見人として資産管理会社と管理している。
ブリトニーは後見人制度によって自身の生活が支配されたことは、長年にわたるジェイミーさんからの虐待であると主張。父親を後見人から外すようロサンゼルスの裁判所に求めていた。
そんなブリトニーを世界中のファンが支持し、彼女の解放を求める「#FreeBritney」キャンペーンが始まった。今年2月には彼女の後見人制度をめぐる争いをテーマにしたドキュメンタリー番組『Framing Britney Spears(原題)』が放送され、多くのセレブも彼女へのサポートを表明した。
そして現地時間9月29日、ロサンゼルス高等裁判所で行われた審理でブレンダ・ペニー判事はジェイミーさんがブリトニーの財産を管理し続けることは「受け入れがたい」と述べた。
ペニー判事はブリトニーの弁護士マシュー・ローゼンガルト氏の主張を支持し、