米大手スーパーマーケット「ウォルマート(Walmart)」の従業員が、店内アナウンスを利用して酷い労働環境を訴える動画が話題を呼んでいる。この女性従業員は低賃金で過酷な労働のうえ、上司による精神的虐待もあったと非難している。このアナウンスの後に辞職したという女性がFacebookに当時のアナウンスを投稿すると、多数の共感の声や女性の行動に称賛のコメントが届いている。『The Mirror』などが伝えた。
ベス・マクグラスさん(Beth McGrath)はこれまで5年間、米ルイジアナ州カレンクロにあるウォルマートの電子部門で働いてきた。しかしその労働環境に納得がいかず、ついに辞職を決意したベスさんは最後に店内アナウンスを利用してその不満を多くの人へ打ち明けることにした。
ベスさんはアナウンスをした当時の様子を撮影しており、緊張した面持ちで両手の拳を握って自身を奮い立たせ「よし、行くわよ」と呟きアナウンス用の受話器を取った。
「ウォルマートの買い物客と従業員にお知らせします。私はウォルマートの電子部門で5年間働くベスです。私はここの従業員が働き過ぎで賃金が安すぎると思います。出勤ポリシーは最悪です。私たちは毎日、経営陣や顧客から粗末な扱いを受けており、何か問題があるとすぐに『君の代わりはいくらでもいる』と言われるのです。」
「絶え間ない精神的虐待に、もう私は疲れてしまいました。この会社は高齢の同僚に酷い扱いをするのです。本当に酷い経営で、酷い仕事ですよ。私は辞めます。」
実際には少々汚い言葉遣いを交えながらのアナウンスとなったが、