米イリノイ州シカゴ川で今月5日、7万個という膨大な数のおもちゃのアヒルが川に流されダービーレースが開始された。これはチャリティイベントとして行われたもので、アヒルを1つ5ドルで購入することでダービーに参加でき、優勝者にはシボレーの新車が贈呈されたという。鮮やかな黄色いアヒルたちが大きな川を流れていく圧巻の光景に観戦者が声援を送って楽しむ様子を『Chicago Sun-Times』などが伝えている。
今月5日午後1時、米シカゴ川をまたぐコロンブス橋に停まった大型トラックの荷台には、溢れんばかりの黄色いラバーダックが積まれていた。大勢の人が見守る中でカウントダウンが行われると、7万という大量のサングラスをかけたアヒルが川に投入され、ダービーレースが開始された。
これは知的障がいのあるアスリートのために活動する世界的団体「スペシャルオリンピックス(Special Olympics)」のイリノイ州支部が毎年開催している「Chicago Ducky Derby」というチャリティイベントで、ラバーダック1つを5ドル(約550円)、または6つセットを25ドル(約2700円)で購入することでダービーに参加できる。
シカゴ川には黄色いロープでコースが作られ、そこにめがけて落下したラバーダックたちは、ぎゅうぎゅう詰めになりながらゴールを目指す。途中スタッフが後ろからホースを使って流れを作り出し、ラバーダックを鼓舞するシーンも見られた。
ゴール地点にはラバーダック1つだけが通れる細いプラスチック製の筒が用意されており、そこを最初に通過したラバーダックが優勝を飾った。
1位だったラバーダックの持ち主には、