ドレスは「Ruffle Detail Pleated Midi Dress in Vanilla(フリル付きのプリーツ・ミニドレスのバニラ色)」で価格は1,450ポンド(約22万円)とのことだ。フリルの切り替えが70年代からインスパイアされたデザインで、背中には大きなシャンクボタン、スカート全体にはプリーツが施されている。
ふわりとした長袖とフリルが付いた襟のドレスには、別売りの赤いスタンドカラーを合わせている。英誌『Hello!』は、このスタイルは故ダイアナ妃が愛用していたブラウスを思い出させると伝えている。
ダイアナ妃は80年代に、パイクラストカラー(パイ生地の襟)と呼ばれるブラウスを着ていることで有名だった。パイクラストカラーとはフリルが付いたスタンドカラーのことだ。パティシエが親指で作るような完璧なフリルが全周に渡って施され、パイ生地をカットしたようなシルエットに見える。
ダイアナ妃はこのデザインのブラウスに、スカートスーツやミディスカート、ピンストライプのパンツなどをコーディネートしていた。
パイクラストカラーが最初に流行したのは、ヴィクトリア女王が逝去後である1900年代初頭のエドワード朝時代だった。当時は身分の高い男女が昼間に着用していたが、胸元が開いたドレスに合わせて夜にも着用された。
キャサリン妃もこのタイプの襟の服をたびたび着用していることから、亡き義母のスタイルに敬意を払っていることがうかがえる。
画像は『Victoria Beckham 2021年7月27日付Instagram「#VBAW21 and a full @victoriabeckhambeauty beauty look, wearing the Matte Bronzing Brick in 02, Posh Lipstick in Spice, the Smoky Eye Brick in Signature and Future Lash Mascara」、2021年8月2日付Instagram「There’s a sense of juxtaposition in this season’s dresses」「One of my favourite New York looks is now available at victoriabeckham.com and in our Dover Street store!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)