4日に有明アーバンスポーツパークで行われた東京オリンピック・スケートボード女子パーク決勝で、英国代表のスカイ・ブラウン選手(13)が銅メダルを獲得した。日本人と英国人の両親を持ち宮崎県で生まれ育ったスカイ選手は昨年、練習中に大怪我をして両親からスケートボードをやめるよう説得されたという。
スカイ・ブラウン選手が銅メダルを獲得した4日、英メディアは「チームGBの最年少メダリスト誕生!」「歴史を築いた」とこぞって称賛、SNSでも「素晴らしいパフォーマンス」「小さなレジェンド!」「どうすれば、13歳であんな技ができるんだ。良くやった!」といった声で溢れ返った。
7月7日に誕生日を迎えたスカイ選手がメダルを手にしたのは、13歳になってから28日目だ。1928年にマージョリー・ヒントン選手が競泳で出場した際の13歳と44日という記録を上回った。さらに1936年冬季五輪・ガルミッシュ・パルテンキルヘンでフィギュアスケートのセシリア・コレッジ選手が15歳で銀メダルを獲得したのを破り、英国で史上最年少のメダリストにもなった。
2008年に宮崎県で生まれ育ったスカイ選手は、日本人の母親と英国生まれ米カリフォルニア州育ちの父親を持つ。現在は日本とカリフォルニアを拠点に活動している。
そんなスカイ選手が英国の代表「チームGB」として出場することを選んだ理由を、彼女にスケートボードを紹介した父ストゥーさんはこう説明している。
「プレッシャーがないと感じたし、コミットすることも要求されなかった。もし彼女が満足しなかったり調子が悪い場合には、いつ辞退しても良いとはっきり言われたのです。」
一方のスカイ選手は『The Telegraph』のインタビューで「パパは私にスケボーをして欲しくなかった」と明かしており、