昨年のロックダウンと双子の出産をきっかけに、母乳ジュエリーのビジネスを始めた女性がいる。「母乳なんて気持ち悪い」という声は常にあるものの現在は注文が殺到し、顧客からは様々なリクエストが届いているという。『Metro』『New York Post』などが伝えている。
英マージーサイド、ウィラル在住の4児の母アリソン・ホーソーンさん(Alison Hawthorn、30)は昨年、3月に始まったロックダウン直前に双子の男の子を出産した。しかしその後は子育てに追われ、外出もままならずにストレスのはけ口がなくなった。
「当時はいつも家にいて、頭が変になりそうだった」と振り返るアリソンさん。このままでは行き詰ってしまうと昨年末、パートナーに相談し、新しい年に向け何か自分のためにできることを始めることにした。
手元にあったのは工作でよく使われるレジン(樹脂)で、ハンドメイドのアクセサリーに興味があったアリソンさんはSNSの投稿などを参考にキーチェンなどを作り始めた。
そうして双子に授乳を初めて約1年、アリソンさんは「授乳1年を祝う意味も込め、母乳とレジンで記念になるようなアクセサリーを作りたい」と考えるようになり、試行錯誤が始まった。みんなが寝静まった夜中にしか作業はできなかったものの、すぐに夢中になった。
できあがった作品への思い入れは強く、アリソンさんは最初の作品をFacebookに投稿、すると思いがけない反応があった。
「私にも作って欲しい」「是非購入したい」「形見に、父の遺灰をアクセサリーにしたい」「子供の髪の毛、ペットの被毛を使いたい」「乳歯を記念にとっておきたい」「指輪やカフスボタンにしたい」―アリソンさんは需要の高さに驚きつつも、