トルコ西部で今月7日、8歳男児がプールで溺れ助けを求めていたものの誰も気づかず、搬送された病院で死亡していたことが明らかになった。男児は泳ぐことができなかったという。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。
トルコ西部マニサで今月7日、8歳のユースフ・アサフ・ティクタス君(Yusuf Asaf Tiktas)がプールに設置された滑り台から水中に滑り落ち、そのまま溺れてしまった。
ユースフ君はこの日、両親のサイムさん(Saime)、エンギンさん(Engin)と一緒にプールを訪れており、事故当時2人はプールサイドに設置された椅子で日光浴をしていたという。
事故の一部始終は監視カメラが捉えており、ユースフ君が映像の左手にある滑り台から滑って水しぶきを上げる様子や、その後プールの中でもがく姿が映し出されている。周囲には少なくとも10人ほどが確認できるが、助けを求めるように手を上げるユースフ君に誰一人として気付く者はいない。
こうして約1分間、ユースフ君は手をばたばたとさせながら浮き沈みを繰り返して右手に移動、最後に大きく両手をあげるとそのままプールの中に沈んでしまった。
異変に気付いたのは両親で、ユースフ君は水中から引き上げられて地元の大学病院に緊急搬送されたが、