カニを散歩させるに至った経緯を以下のように明かしている。
「新型コロナウイルスで商売にならず、たくさんのカニが手元に残っていました。」
「カニは一日中カゴの中でじっとしています。縛られていて、とても退屈そうだったんです。」
カニを気の毒に思ったフランシスさんは従業員の手を借り、6匹のカニをかごに入れて公園に連れ出した。すると子供や好奇心に駆られた人たちが写真撮影を求めてきたという。
「螃蟹之家(House Of Seafood)」は2019年に「生きたカニのクレーンゲーム」を設置したことで物議を醸し、ネットで大炎上していた。
エイクレスは22日の投稿で、今回の騒動について以下のように遺憾の意を表した。
「螃蟹之家(House Of Seafood)は過去に生きたカニのクレーンゲームで宣伝活動を行っており、シンガポール動物虐待防止協会よりカニの取り扱い方法に関して詳細なガイドラインを提供されていました。」
「それにもかかわらずこのような騒動が起こったことは、シンガポールで生きた食用動物を扱う個人や企業の行動基準を定めることの必要性を浮き彫りにしたのではないかと思います。」
「生きたままの輸送、動きの制限(または欠如)、取り扱い、保管、屠殺、飲食店での展示などで彼らはかなり強いストレスに晒されています。」
「できる限りストレスや不快感を抱かないようすることは、動物の福祉というだけでなく、食の安全や我々消費者が食用動物の扱いを知るためにも重要なことなのです。」
画像は『Coconuts Singapore 2021年6月22日付「Claws out: Animal groups check on House of Seafood’s crabby walk stunt」(Photos: House of Seafood)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)