日本を知る外国人にとって、感謝と礼節を重んじる日本の文化は魅力的に感じることもあるようだ。イギリスに住むある男性も日本文化を愛するあまり自宅庭に見事な日本庭園を造り上げ、その完成度の高さに多くの称賛の声が集まっている。『Manchester Evening News』『Mirror』などが伝えた。
このほど英ブリストル在住のマーティン・フィットンさん(Martin Fitton、53)が自宅の裏庭に造った日本庭園が地元で注目され、英メディア『Mirror』などが伝えたことでさらに多くの関心を集めている。マーティンさんは、庭の設計から構築まで全て自分の力で手がけたという。
マーティンさんが日本庭園を造ろうと思い立ったのは2009年頃で、イギリスにある有名な日本庭園の景色を見て自分の庭にも取り入れたいと思ったそうだ。また以前から祖父に魚を飼うように勧められており、25年間も錦鯉を飼育して少しずつ増やしてきたとのことだ。
マーティンさんは庭を完成させるまでに10年ほどかかっている。池を造って錦鯉を放ち、もともとなだらかな庭の斜面には4段のエリアを設け、砂利を敷いた見事な石庭や池に架かる太鼓橋、そして茶室までこしらえた。茶室に設置された丸窓は、まるで京都にある源光庵の「悟りの窓」を彷彿させる。
マーティンさんのこだわりは見た目だけではなく、使用する木材においても耐久性に優れた日本の伝統技術の焼杉(やきすぎ)を施した板を使っている。マーティンさんが庭の写真や動画をFacebookに投稿すると、