なんと小さなダイヤモンドだった。手術を担当した獣医のクチータ・パヴィーナセイコーンさん(Kuntita Paveenasakorn)によると、取り出されたダイヤモンドは1個0.2カラットほどの大きさで、その数は合計21個に上った。
フロスティが遊んでいた飼い主の宝石箱には、ダイヤモンドが埋め込まれたネックレスが入っていたという。フロスティはキラキラ輝くダイヤモンドに目を奪われ、口ばしでつまんで食べてしまったようだった。ダイヤモンドは小さかったので、フロスティの喉を通って胃まで到達してしまっていた。
クチータさんは「フロスティのような鳥は、キラキラしたものに惹かれてしまうんですよ」と明かしており、鳥が光る物を食べてしまい動物病院に運ばれることはあるものの「今回のように高価なダイヤモンドを食べてしまったケースは珍しいですよ」と驚いている。
なおフロスティは、飲み込んだダイヤモンドの鋭利な部分が胃の中を刺激してしまったようで腹痛を起こしていたという。「もし飼い主がすぐに病院に連れて来なかったら、内臓を傷つけてしまっていた可能性もありましたね」とクチータさんは飼い主の素早い判断を称賛した。
同動物病院がフロスティの件をFacebookに投稿すると、「異物を食べてしまうのって、犬だけじゃないんだね」「小鳥がダイヤモンドを食べてしまうっていう小説を昔読んだことがあるよ」「家の中では注意していないといけないね」と驚きの声などが届いており、小鳥を飼育する飼い主たちへの注意喚起にもなったようだ。
ちなみにフロスティは手術後、縫合した傷が治るまで入院しているそうだが、今月中には退院する予定だという。
画像は『โรงพยาบาลสัตว์แอนิมอลสเปซ Animal Space Hospital 2021年6月20日付Facebook「นกเป็นสัตว์ที่ฉลาดมาก」』『Metro 2021年6月23日付「Parrot swallows 21 diamonds after raiding owner’s jewellery box」(Picture: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)