がんと闘っていた保安官が亡くなった数時間後、彼のパートナーとして10年間ともに働いた1匹の警察犬が息を引き取ったというニュースがアメリカより届いた。世界最小の警察犬としてギネス世界記録にも認定された警察犬と保安官の死に、家族は「同じ墓に埋葬するつもりです」と明かしており、強い繋がりで結ばれたコンビはこれからも同じ時間を過ごしていくようだ。『People.com』などが伝えている。
米オハイオ州ジアーガ郡の病院で、ダン・マクレランドさん(Dan McClelland)ががんにより67歳でこの世を去った。ダンさんは保安官として44年間、同郡にて市民の安全を守り続けてきた。
保安官としての最後の10年をともに駆け抜けたのは、警察犬でチワワとラット・テリアのミックス犬“ミッジ(Midge)”だった。麻薬探知犬として活躍していたミッジは、2006年に世界最小の警察犬としてギネス世界記録に認定された。
ミッジは他の警察犬にはない小さな体格を活かし、車の下に潜り込んで追跡するなどの捜査を担ったという。またオフィスではダンさんの膝の上で過ごし、小さな体の特権を大いに満喫していたそうだ。
引退したダンさんの後任となった保安官のスコット・ヒルデンブランドさん(Scott Hildenbrand)は「ダンは本当にフランクで面白い奴だったよ。イベントでダンとミッジを乗せてゴルフカートを走らせた時、『ミッジとお付きの男はここだよ!』とダンはジョークを飛ばしていたね。ミッジはたくさんの人に撫でてもらっていて、ダンよりも人気者だったと思う」と明かしている。
スコットさんが話す通り、