アルコール依存症を乗り越えたイギリス在住の男性が、現在の姿とは似ても似つかない依存症で苦しんでいた当時の自分の写真を公開して話題になっている。『The Sun』『LADbible』などが伝えた。
英サリー州在住のアーティストであるポール・ロックさん(Paul Lock、45)が、アルコール依存症に苦しんでいた頃の自分の写真を公開し、どのように克服したか自分の経験を共有して多くの関心を集めている。写真の彼は目が虚ろで血色も悪く顔全体がむくんでいるよう見え、現在のポールさんとは似ても似つかない表情をしていた。
そんなポールさんは現在、アートギャラリーを運営しており、妻のエマさん(Emma)と今年12歳になる娘のジェシカさん(Jessica)と幸せな生活を送っている。
ポールさんが飲酒によって荒れた生活をしていたのは10年前のことだった。彼は14歳から飲酒するようになり、18歳を過ぎた頃から週に4日以上は暴飲、お金がなくなると飲むのをやめるという生活をしていた。
そして年々飲酒量が増え続け、毎晩1リットルものウォッカやジンを飲むようになり、アルコール依存症による鬱を引き起こすようになった。そのため28歳の時にはノイローゼ気味となり、家から一歩も外へ出ることができなくなってしまった。
ポールさんは治療を受けることとなり薬の服用を試してみたが、全く改善が見込めなかったそうだ。そのため再び飲酒を繰り返してしまうという有様だった。ポールさんは当時の自分を次のように振り返っている。
「それは不安を伴う鬱病でした。6週間も家から出ることができず、完全に自分を見失っていました。その前もパニック発作を起こしたことがあるのですが、この時はそれとはまた別物で家の玄関から外へ出ることができず、本当に途方に暮れていたんです。」
「いつも不安で自分でもどうしていいか分からなかった。心のどこかでこれは大変なことと分かっていたのですが、当時は自殺まで考えていました。」
そんな中でもポールさんは2005年にエマさんと結婚し、