妊娠すると生理が止まり妊娠しないはずだが、約0.3%の確率で妊娠中に妊娠することがある。これは「重複妊娠(過剰受胎)」と呼ばれ、世界で14例しか確認されていないという。そんな珍しい妊娠で男の子と女の子を授かったイギリスの女性を『Metro』『The Sun』などが伝えている。
英ウィルトシャーに住むレベッカ・ロバーツさん(Rebecca Roberts、39)は昨年9月17日、サマセットにあるバースの病院でノア君(Noah)とロザリーちゃん(Rosalie)を出産した。
誕生時、ノア君の体重は2097グラムだったが、ロザリーちゃんは1105グラムとノア君の半分の大きさしかなかった。これはロザリーちゃんの妊娠のタイミングがノア君より3週間ほど遅かったためで、レベッカさんは重複妊娠をしていたのだった。
レベッカさんが重複妊娠について知ったのは超音波検査の時だそうで、病院での告知から出産に至るまでの様子をこのように振り返った。
「妊娠12週の超音波検査の時でした。スタッフがあまりにも静かに画面を見ていたので、私は『赤ちゃんに何か異常があったのでは』と心配でたまりませんでした。するとそのスタッフに『赤ちゃんが2人いますね』と言われたのです。それまで受けた2度の検査では『1人ですよ』と言われていたので、かなり動揺しました。心臓がバクバクして『赤ちゃんは本物よね?』と聞いたほどです。」