このほどアメリカで、脳性麻痺を患い車椅子生活を送っている7歳の男児が家族の命を救った。夜間に危険を察知した男児は、眠っている両親の寝室まで這って向かったという。『Fox News』『Metro』などが伝えている。
米テキサス州に住むマイケル・マルティネス君(Michael Martinez、7)が1月末に、家族を一酸化炭素中毒から救ったことで「ヒーロー」と称賛されている。
マイケル君は生まれつき脳性麻痺を患っており、歩くことが困難なため車椅子の生活を送っている。そんなマイケル君が、家族全員が寝静まった午後11時頃に警報器のブザー音を耳にした。家にはマイケル君の両親と彼の3人のいとこと叔母もいたが、マイケル君以外は皆ぐっすりと眠っていた。
マイケル君は両親にブザー音のことを伝えようと思ったが、彼は歩くことができなかった。しかし警報器の音は鳴り止むことがなかったため、マイケル君は意を決して両親のいる部屋に這って向かい、眠っていた母親のアンジーさん(Angie)を起こした。
アンジーさんは当初、火災警報器の電池が切れかかっているために音を発していると思ったようだが、彼女の夫がこの音は火災警報器からではなく、一酸化炭素警報器からだと気づいた。
ブザー音は連続4回毎に刻んで鳴り響き、アンジーさんがインターネットで調べたところ、