エリザベス女王(94)がオンライン公務を行った際、フィリップ王配(99)との婚約発表で着用したブローチをつけて王配への愛を伝えた。王配は感染症治療のため、英時間16日から10日以上も入院生活が続いている。またこの日、女王はビデオ通話で新型コロナワクチン接種体験について「痛くなかった」と話し、人々へのワクチン接種を呼びかけた。
バッキンガム宮殿の公式SNSが英時間25日に動画を公開し、エリザベス女王が英国で新型コロナワクチン接種の展開を主導する4人の保健当局者とビデオ通話の様子を伝えた。
この日、女王はサーモンピンクのワンピースを着てビデオ通話に登場。愛用するパールの3連ネックレスとイヤリングをつけ、胸元にはクレマチスの花を象ったダイヤモンドのブローチを着用していた。
実はこのブローチ、エリザベス女王が21歳の誕生日に受け取ったもので、1947年にフィリップ王配と婚約発表した際に公式写真で着用したという思い出深いアイテムである。ブローチは6枚の花びらにダイヤモンドが敷き詰められ、中央に1粒のダイヤモンドが配されたデザインだ。
フィリップ王配は英時間16日にロンドン市内のキング・エドワード7世病院(King Edward VII’s Hospital)に入院し、現在も病院で感染症治療を受けている。そのため女王は2人の思い出が詰まったブローチをつけて、入院が長引く王配への愛を伝えたとみられる。
入院当初バッキンガム宮殿はその理由を明らかにしていなかったが後日、王配が感染症の治療を受けており、