イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達・番外編】「4人目のビースティ・ボーイズ」と呼ばれた写真家リッキー・パウエルが死去

米ヒップホップフォトグラファーのリッキー・パウエルが、現地時間1日に死去したことをマネージャーのトノ・ラドヴァニーが発表した。59歳だった。リッキーはニューヨークを拠点にヒップホップアーティストやストリートシーンに影響を与えた多くの著名人を撮影、ビースティ・ボーイズとの仕事が有名になり「4人目のビースティ・ボーイズ」との異名で呼ばれていた。

リッキー・パウエルのマネージャーでビジネスパートナーのトノ・ラドヴァニーは「私はただ、彼がとても特別な人物だったことを皆さんにお伝えしたい。彼を喪ったことは、大変惜しまれるだろう」と述べ、リッキーが現地時間1日に59歳で他界したことを伝えた。死因は心不全だと報道されている。

1961年にニューヨークのブルックリンで生まれたリッキーは、生涯のほとんどをグリニッジ・ヴィレッジで過ごした。1985年から写真を撮り始め、直感による即興的な撮影スタイルを確立。リッキーはそんな自分を「偶然によるアイコニックな写真家が、お遊びのコツでプロの写真を撮っている」と描写していた。

カレッジの学位を取得していたリッキーが写真に目覚めたのは、別れた彼女が残したカメラを発見したことがきっかけだった。彼女が見落としていたものを見せつけるため、自分自身で何かを作ってやろうと決意したという。当時マンハッタンで行われていたヒップホップのショーやアートギャラリーのオープニングを撮影し始め、1986年にはヒップホップグループ「ランDMC」と「ビースティ・ボーイズ」が行うツアーに同行した。リッキーとビースティ・ボーイズのアドロックは、同じハイスクールに通っていた仲だった。

このツアーをきっかけに、

1 2