乳がんと診断され、頭を丸刈りにする決意を固めた母親のため、娘と息子が温かいサプライズを計画した。その時の様子は動画に収められ、多くの人に感動を届けている。がん患者を支える家族愛を『InspireMore.com』などが伝えた。
プエルトリコに住むローデス・モラレスさん(Lourdes Morales)が胃がんと診断されたのは、昨年8月のことだった。
ローデスさんの息子メディナ・ウィルマーさん(Medina Wilmer)は看護師として働いており、医師から告知を受けた後、母にこう言ったという。
「がんになんか負けるもんか! 母さんは一人じゃないよ。僕たちは一緒にこれを乗り越えるんだ。」
そして2か月後、治療で髪が抜け始めたローデスさんは頭を丸刈りにすることを決意し、メディナさんにバリカンで髪を剃ってくれるようにお願いした。
丸刈りにする当日の様子は動画で捉えられ、ローデスさんの娘セリアンさん(Celyanne)も駆けつけてローデスさんの隣に座って見守った。
動画では、メディナさんが母親の頭にバリカンを入れ始めると、ローデスさんは手で顔を覆いじっと涙をこらえているのが分かる。
セリアンさんは剃り残しがないようにメディナさんに声をかけているが、母のつらそうな姿を見て複雑そうな表情を浮かべている。
こうして髪が全て剃られるとローデスさんは前を向いて何かを話し出すが、