銃社会が深刻な問題となっているアメリカ。多くの市民が銃による犯罪に対して過敏になっているようだが、このほど自宅でアイスホッケーのプロリーグ試合を観戦していた男性が、テレビに向かって大声で発した声援が誤解を招き、近隣から警察に通報が入ってしまった。『Tampa Bay Times』『New York Post』などが伝えている。
今月23日の夜、米フロリダ州ヒルズボロ郡タンパに住むデヴォン・ガーネットさん(Devon Garnett、26)が、自宅アパートで友人らとナショナルホッケーリーグ(NHL)「タンパベイ・ライトニング」対「ダラス・スターズ」のスタンリー・カップ決勝第3戦試合をテレビで観ていた。
NHLは北米ではサッカーよりも人気のあるプロスポーツリーグで、大のホッケーファンのデヴォンさん達は地元チームのタンパベイ・ライトニングの応援に熱が入ったようだ。しかし午後8時半過ぎ、デヴォンさん宅の玄関ドアをノックする者がいた。
やって来たのはヒルズボロ郡保安官事務所の4人の保安官で、デヴォンさん達に「銃を所持しているか?」と尋ねてきたという。当時のことをデヴォンさんは次のように明かした。
「保安官は家の中に銃があるのではないかと思ったようです。私は『NHLを観ていて声援を送っていただけですよ』と答えました。どうやら保安官は私達が『シュート!(撃て!)』と叫んでいたために、うちにやって来たようです。」
デヴォンさん達はタンパベイ・ライトニングのビクトル・ヘドマン選手が相手チームのゴールめがけて攻撃を仕掛けた際に、