イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-c-emma

【イタすぎるセレブ達】ビヨンセの名は母親の旧姓だった 「Beyoncé」綴りの背景には役所の人種差別も

ティナさん自身は子供時代にこのフランス系ルーツが色濃く残る名前が好きになれなかったそうで、

「“ビヨンセ”って奇妙な名前は当時、全然イケてなかったわ。私は“リンダ・スミス”って名前の方がよかった。当時はそういうのが流行っていたから。」

と告白している。

ちなみにティナさんの旧姓は“Beyoncé”と「y」のあとに「o」が続くスペルになっているが、そう綴るのは身内の中でもティナさんと兄のスキップさんだけで、あとの家族には「o」ではなく「i」と綴る父方の名字“Beyincé”が使用されていたとも明かしている。同じ家族の中で名字の綴りが違うことに疑問を抱いていたティナさんは、大人になってからそのことを母親に尋ねたそうだ。すると母親からは、次のような驚きの答えが返ってきたという。

「母は『だって役所が発行したあなたの出生証明書には、そう綴られていたんですもの』って答えたわ。だから『じゃあ、どうして訂正してもらえるように抗議しなかったの?』って言ったんだけど、母は『一度はしたわ。だけど出生証明書を発行してもらえるだけでもありがたいと思えって言われちゃってね』って。昔、黒人には出生証明書が発行されない時代があったのよね。」

アメリカ南部に現在も色濃く残る人種差別の背景に触れたティナさんだが、当時はこの名前、この綴りを受け継ぐ自身の娘が世界的大スターになることなど想像もしていなかったことだろう。

1980年にビヨンセの父マシュー・ノウルズ氏と結婚したティナさんだったが、2人は2009年に別居、2011年に離婚が成立した。その後は2015年に俳優リチャード・ローソンさんと再婚、現在ティナさんはInstagramのアカウント名には“Tina Knowles”を、そしてユーザー名には“mstinalawson”を使用している。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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