スコットランドの渓谷でキャンプをしていた男性が朝になりテントの中で目覚めると、大量の小さい虫がテントにびっしりと張り付いていた。男性は手袋をして長袖、長ズボンを着用していたが、100か所以上も虫に刺されてしまったという。『Mirror』『Edinburgh Live』などが伝えている。
今月13日、エディンバラ大学で働くアラン・マッキーさん(Alan Mackie)はスコットランドのアバディーンにある「Gleann an t-Slugain」という渓谷でキャンプを楽しんでいた。
テントの中で一夜を過ごすことにしたアランさんは眠りについたが、翌朝に目覚めるとテントの入り口に異常なほど大量の小さい虫がびっしりと張り付きうごめいていたのだ。アランさんは当時のことを「たくさんの小さな虫がテントを覆いつくし、私たちを待っていたんです」と明かしている。
この虫はスコットランド高地に生息するヌカカで、ゴマ粒のようにとても小さいが、夏になるとメスが繁殖のために血を吸うことで知られている。大量のヌカカがアランさんの血を吸いにやってきたのだ。
アランさんは「私は手袋、長袖に長ズボンをはいていたので、酷い虫刺されは無いだろうと思っていました」と話しているが、衣類を脱いで確認すると手足などに100か所以上も刺された痕があったという。実はその長ズボンはふくらはぎの部分がメッシュ素材になっており、主に脚を中心に虫に刺されてしまったようだ。
アランさんは「今月は暖かく湿っており、この3日間は風も強くなかったことから大量の虫が発生するのに適した条件でした」と話しており、