タイの保育園で今月11日、2歳男児がミニバンに乗って登園し、6時間も車内に置き去りにされ死亡する事故が発生した。タイ南部のこの日の気温は32度、『The Sun』によると、車内温度は57度に達していた可能性もあるという。
事故が起きたのはタイ南部ナコーンシータンマラート県にある保育園で、2歳のノン・コンビン君(Nong Kongbin)が、朝7時半から午後1時半までの6時間ほどミニバンの中に閉じ込められた。
その日、ミニバンに乗っていたのは17人の園児で、運転手は「嵐が近づいていたので、子供たちを急いでバスから降ろした。ノン君が取り残されていることには気付かなかった」と証言。保育園のスタッフがミニバンから降車していないノン君に気付いたのは、母親のスワパット・ヨドマニーさん(Suwapat Yodmanee、26)から連絡を受けたのがきっかけだった。
スワパットさんはその日の昼頃、保育園から送られてきた写真をチェックしていてノン君がいないことに気付き、慌てて保育園に電話をした。そして自らも保育園に向かったが、ノン君はすでにマハラジ・ナコンシータマラート病院(Nakhon Si Thammarat Hospital)の集中治療室に搬送されていたそうだ。
発見当時、ノン君はすでに昏睡状態で、