忠犬ハチ公以外にも他界した飼い主を待ち続ける犬が過去に何度か報じられてきたが、このほど中国にて川で飛び込み自殺をした飼い主を橋の上で待ち続けている犬がいた。見かねた人達が犬に餌をあげるも口にしようとせず、ただ橋の上から川面を見つめているという。『Metro』『腾讯网』などが伝えている。
中国・湖北省武漢市にある武漢長江大橋の修復作業をしていた作業員が今月1日、橋の上にいる犬に気づいた。犬は決してそこから動こうとせず、地元住民が餌や水を与えても決して口にしようとはしなかったという。後に連絡を受けた武漢市小動物保護協会が今月5日に犬を保護しようとしたが、犬は橋の上から離れるのを拒んだようだ。
犬がなぜ橋に留まっているのか理由を探るため同協会の会長である杜帆(ドゥ・ファン)氏は警察に協力を仰ぎ、橋に設置してある監視カメラを確認したところ、驚くべき事実が判明した。杜帆氏は次のように語っている。
「犬は飼い主が橋から飛び降りるのを目の当たりにして、何日もそこで飼い主の帰りを待っていたのです。私達は地元警察に協力を仰いで橋に設置されたセキュリティカメラを確認しました。映像は暗くてはっきりしませんでしたが、確かに橋の上から何のためらいもなく飛び降りる人の姿がありました。」
警察の調べにより、