英オーディション番組『Xファクター』で優勝した人気歌手レオナ・ルイス(35)が、かつて人種差別の被害に遭っていたことを自身のInstagramで告白した。全米各地で行われている“Black Lives Matter(黒人の命は大切)”をスローガンとする人種差別抗議運動がイギリスでも広がる中、レオナは実際に起こった辛い経験をSNSで共有した。
現地時間6月7日、レオナ・ルイスは自身のInstagramで10分間にわたる動画を公開し、数年前に経験した事実を明かした。
当時レオナのマネージメント会社はロンドン南西部フラムにあり、会議に参加したあと街を散策したという。可愛い店を見つけたレオナは、父親と一緒に店に入って新居に置くものを探していた。
2人はこの店に入った時、他の客がすべて白人で黒人は自分達だけということに全く気付いていなかったそうだ。しばらくすると店の女性オーナーが来て行動を見張りだし、レオナらに「その商品を戻してください。触ってはいけないの」と告げたという。
「他のお客さん達はみんな、商品を触って見ていた。だからその時、何が起こっているのかすぐに分かったの。彼女に『どうして? みんな触っているわよ』って伝えたの。」
「『どうして、私だけが商品を戻さなくちゃいけないの? 見てるだけよ。もしかしたら、買うかも知れないのよ』ってね。」
こういったやり取りをする間に他の客がいなくなり、