米テネシー州の住民である歌姫テイラー・スウィフトが、このほど“Black Lives Matter”抗議者らによって破壊された人種差別主義者の記念碑の再建に反対する見解を自身のInstagramに綴った。
米ミネアポリスで黒人ジョージ・フロイドさんが白人警官に首を9分近くも押さえつけられ死亡した事件を受け、全米で広がった“Black Lives Matter”の抗議デモ。平和的抗議が広がりを見せる一方で、中には暴動が発生したり、人種間の緊張が高まりを見せる地域があるのも事実だ。かつてアメリカ南北戦争(1861~1865年)で奴隷制度の維持を主張する南部連合(アメリカ連合国)に所属していたバージニア州やノース/サウスカロライナ州、ミシシッピー州などでは「当時の白人至上主義を連想させる」として、南部連合支持者の記念碑がこのたびの抗議デモで標的となり次々と破壊された。
歌姫テイラー・スウィフトが住民であることで知られるテネシー州も、かつて南部連合に所属した州の1つである。ジョージ・フロイドさん死後には、首都ナッシュビルの州議会議事堂前にあった白人至上主義の新聞編集者エドワード・カーマックの記念碑が人種差別撤廃を求める人々によって破壊された。テイラーはテネシー州内にあるかつての奴隷制度を色濃く残す記念碑は撤去すべきだとして米時間12日、自身のInstagramに長文メッセージをアップした。
「この州内に、凶悪な人種差別主義者だった歴史的人物を称える像が立っているという事実にテネシー州の住民として怒りを覚えます。」
「エドワード・カーマックとネイサン・ベッドフォード・フォレストは、テネシー州史上極めて卑劣な人間であり、それに見合った扱いを受けるべきです。」
そう綴ったテイラーは、