イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-c-emma

【イタすぎるセレブ達】メーガン妃、母校バーチャル卒業式で祝辞 人種差別に言及し「あなた達が世の中を変えていく」

当時の忌まわしい記憶を次のように明かした。

「夜間外出禁止令が発出されたことは、今でも覚えています。空から降ってくる灰や煙の臭い、ビルから出る煙のうねり、お店からバッグを抱えて出て来る略奪者。ワゴン車の後部で銃やライフルを構える男性達、いつもそこにあったはずの家のそばの木が丸焦げになった姿。急いで自宅に戻る途中で目にしたこれらの記憶は、決して消え去ることはありません。」

そして30年近くが経過した今のアメリカで、17~18歳の同校卒業生が自身と同様の体験をしなければならなかったという事実について、

「これは理解を深めるべき出来事ではありますが、それはあくまでも“歴史的教訓”としてであるべきで、“目の前の現実”としてではないはずです。」

「世界がいまだに、あなた達が住むに価する(人種差別のない)場所へと変化を遂げられていないことを、心から残念に思います。」

と語りかけた。しかし妃は、18歳は選挙権を得る年齢でもあることから、

「自分の“声”を今まで以上に有効に使ってください。」

「壊れたら何度でも、しっかり再建されるまで立て直すのです。基盤の崩壊は、私達自身の崩壊を意味します。皆さんは愛情と思いやりの心を持ち、そして“声”をあげながら、世の中を導いていってくれることでしょう。」

と変化のためのアクションを起こすよう卒業生に呼びかけた。

さらに、人々やコミュニティーが一丸となり前進しようとする光景には「“希望”を見いだすことができる」とも述べたメーガン妃は、在学中に恩師から学んだ「自分の中の恐怖心よりもまず先に、助けが必要な人の声に耳を傾ける」という教訓を卒業生とシェアするとともに、今日という日は「皆さんがこの4年間で学んだ知識や価値観、スキルを活かし、これからそれらを大いに発揮させる“始まり”の時」「アメリカが今必要とする“リーダー”として、世界に変化をもたらし始める新たなスタートの日である」と卒業生達の新たな門出に力強くポジティブなエールをおくった。

約20年前に「イマキュレート・ハート・ハイスクール」を卒業した“先輩”メーガン妃によるスピーチは、多くの卒業生を励まし、勇気づけ、希望を与えたことだろう。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年9月25日付Instagram「Ladies who launch!」(Photo (C) PA images / Sussex Royal)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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