テカシは「ビルボードはお気に入りの歌手を贔屓しているんだろう? 今まで首位を獲れなかったアーティスト達にちゃんと説明してくれ」と記し、ビデオの中で次のように主張した。
「ビルボードは金さえ出せば1位が獲れて、何らかのランキング操作をしているっていうことなら俺はがっかりするよ。俺は早急にこの事実をはっきりさせてやろうと思う。」
テカシのビルボード非難は止まらず続けて18日、ビルボードが『GOOBA』のストリーム再生回数を数え間違えているとも断言。さらにアリアナ&ジャスティンが首位を獲得した理由の1つとして、「6枚のクレジットカードから3万単位もの曲がダウンロード(購入)されており、“不正購入”している」と主張したのだ。ビルボードにはこのことを説明するように求めたものの、「情報非開示」と拒否されてしまったという。テカシはこれらのことからアリアナ&ジャスティンサイドと何かしら絡みがあると指摘した。
これに対してアリアナ・グランデは18日、テカシに反論するかのようにビルボードが発表したチャートトップ10の画像をInstagramにアップ。そのランキングは、『Stuck with U』を首位に、2位『Say So』、3位『GOOBA』と並んでいる。アリアナは「みんないつもサポートしてくれてありがとう」と書き出し、長文を綴った。その中でアリアナはテカシのいう「1位を買収した」という主張に対して、このように反撃している。
「普段はあまりこういうことには触れないけど、少しばかり言わせてほしいことがあるの。(変な批判や言い争いには無駄なエネルギーは使いたくないけど、ちょっとこれに関してはやりすぎだと思う。)私のファンが音楽を買うの。ジャスティンのファンが音楽を買うの。私達のファンが買うの(規定通りカード1枚で、4曲しか購入できないわ)。彼らは私のためになんでもする人達じゃない。でもありがたいことに私にはいつも応援してくれるファンがいる。」
ジャスティン・ビーバーもアリアナに加担し、「(テカシの供述は)嘘だ」としてInstagramストーリーでこう説明した。
「1枚のクレカで最大4曲しか買えない。この規定は絶対。」
「テカシはストリーム再生回数が数えられていないっていうけど、もちろんビルボードはちゃんと数字を把握している。これは国内の音楽チャートだから国内のストリーム数を表しているのであって、彼が数えているのはグローバルストリーム数なんだ。」
その後もテカシはアリアナに反論し返すが、翌日になると「まあ、べつにいいさ。次は首位獲得してやるから」と宣言し、6枚のクレカを手にした写真を投稿した。どうやらビルボードから説明を受け、納得したと見られている。その証拠に、ビルボードは公式サイトにてランキングの仕組みについて明かしていた。なお今回、バトル勃発の原因となったテカシが16日に投稿した動画は削除されている。
画像は『Justin Bieber 2020年5月9日付Instagram「@1strcf @arianagrande @sb_projects」』『IM BACK AND THEY MAD 2020年5月19日付Instagram「Don’t worry we going #1 next time」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MIE)