ヘンリー王子とメーガン妃の2年弱に及んだロイヤルライフには、イギリス国民が納めた57億円超もの税金が費やされていた計算になるという。同国元国会議員が、大衆紙への寄稿文の中でその内訳を明らかにしている。
2018年5月におよそ10万人の観衆が見守るなか、ウィンザーにて華やかなロイヤルウェディングを行ったヘンリー王子・メーガン妃夫妻。当時は“開かれた王室”、“モダン・ロイヤル”ともてはやされたものの、2人は今年3月いっぱいで王室を離脱、現在は1歳の愛息アーチーくんとともに妃の故郷ロサンゼルスで暮らしている。
“サセックス公爵夫妻”として過ごした期間はわずか2年未満と短命に終わったが、2人の豪華絢爛なロイヤルライフは国民が納めた多額の税金によって賄われていたようだ。イギリスの元国会議員で、枢密院(国王の諮問機関)の現顧問官、そして作家のノーマン・ベーカー氏が『Daily Mail Online』でその内訳を明らかにした。
ベーカー氏によれば、2018年5月19日のロイヤルウェディングからヘンリー王子・メーガン妃が正式に王室を離脱した今年3月31日までの期間において、夫妻のありとあらゆる“ニーズ”に応えるために納税者が費やした税金は57億円超(4400万ポンド超)にのぼるという。ベーカー氏はそのおおよその内訳を次のように明かしている。
■ロイヤルウェディング 約41億円(3150万ポンド)
総額約44億円のうち2億6000万円は王室が支払ったとされるが、残りの約41億円は税金によって賄われたという。英国民の最も大きな負担となったのは37億円以上かかった警備費用で、そのほかパレードに使用された楽器や映像・音響機器、またウィンザーの街の整備などにも多額の税金が使用された。ちなみに2011年のウィリアム王子・キャサリン妃の挙式総額は、約26億円だったと言われている。