
英サウス・ウェールズ在住の28歳の妊婦が、病院に向かう途中の園芸センターの駐車場で赤ちゃんを出産した。病院まで待つことができず、車の中で分娩を介助したのはパートナーの男性だったという。『Mirror』『Metro』などが伝えている。
今月4日の午前5時過ぎ、エミリー・ランミーさん(Emily Rumney、28)がサウス・ウェールズのポンティプールにある園芸センター「シークレット・ガーデン」の駐車場で女児リアちゃん(Leah)を出産した。
その日、エミリーさんの陣痛が始まったのは午前1時半頃で、慌てたパートナーのジェイムス・ペリーさん(James Perry、38)が病院に電話したところ「解熱鎮痛剤を2錠飲み、熱いお風呂に入ってしばらく休むように」と指示を受けた。
午前2時半、薬を飲んでベッドに横になったエミリーさんだがなかなか寝付けない。午前4時半になると痛みはますます酷くなり、エミリーさんは「もうこれ以上は待てない」とジェイムスさんの運転する車で慌ただしく病院に向かったのだった。
病院までの道のりは約19キロだったが、自宅から3キロほど走らせたところでエミリーさんがこう訴えた。
「赤ちゃんの頭が出てきそうだわ!」
「まさか、嘘だろう」と思いつつも、ジェイムスさんはすぐ近くにあった園芸センターの駐車場に車を停めた。「もう自分が分娩の介助をするしかない」と意を決してのことだった。そしてそれを待っていたかのように、