2歳の時に四肢の一部を失った米イリノイ州の男児が、7歳にして初めて“ヒーロー・アーム(Hero Arm)”と呼ばれる義手を手にした。義手は映画『スター・ウォーズ』をヒントにして製作されたもので、男児は機能性だけでなくそのカッコ良さに大興奮しているという。『Fox News』『news.com.au』などが伝えている。
米イリノイ州オーロラに住む7歳のイーサン・サッピントン君(Ethan Sappington)は、2歳の時に敗血症に罹り四肢の一部を切断した。医師からは「生存の可能性は5%」と言われたが、病気と闘い生き抜いた真のサバイバーだ。
そんなイーサン君が初めての義手を手にしたのは、先月14日のことだった。“バイオニック・アーム(筋電義手)”と呼ばれるこの義手は、2014年に設立され英ブリストルを拠点に展開する「オープン・バイオニクス(Open Bionics)」が開発。センサーが筋肉の動きを読み取ることで、手の開閉だけでなく物を掴んだりといった手の細部の動きまでも可能にしている。
それだけではない。同社は成長著しい子供たちのために、映画『スター・ウォーズ』『アイアンマン』『アナと雪の女王』、ビデオゲーム『Deus Ex(デウスエクス)』をヒントにデザインした“ヒーロー・アーム”の製作に力を入れており、手が欠損した子供たちにヒーローの勇気と自信を与えている。
イーサン君が選んだのは、大好きな『スター・ウォーズ』シリーズの『フォースの覚醒』で登場した“ドロイドBB-8”で、