シートに座り大人しく降機の指示があるまで待つことに同意したようだ。その後同機の乗客は全員無事降機し、新型コロナウイルスの感染度が高い国から来た人達へのヘルスチェックが行われたとのことだ。
空軍大尉でタイの航空安全局長でもあるプラターナ・パタナシリ氏(Prathana Pattanasiri)は、今回の騒ぎについて次のように語っている。
「新型コロナウイルスについて、タイ国際航空に対して危険度の高い国の渡航履歴のある乗客に対して検疫検査をしたことは、上海浦東国際空港から報告は受けています。」
「我々は、指示を受けるまで飛行機のドアを開けることを許されていませんでした。その間も防疫官は順次空港に到着した人達のチェックを続けていましたが、同機の乗客がチェックを受けるまで機内で7時間も待たなければなりませんでした。」
「中国人女性の乗客は長い時間待たされることについて困惑し、ひとりのCAに向けて咳をし出しました。その後、女性は落ち着きを取り戻し、CAが状況を説明したところ女性は指示があるまで降機を待つことに同意したのです。」
ちなみに同空港は新型コロナウイルスの検疫のため、イタリア、韓国、イランなどを含め日本からの渡航者にも対しても14日間の隔離措置を取っている。
画像は『Mirror 2020年3月9日付「Coronavirus: Woman pinned in her seat after ‘deliberately coughing’ on cabin crew」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)