コロラド州デンバーの「ペプシ・センター」にて当初の予定通りショーを決行した。同センターはNBAチーム「デンバー・ナゲッツ」の本拠地として知られるが、先日「ユタ・ジャズ」の所属選手による新型コロナウイルスへの感染が判明し、NBAが全試合の中断に踏み切ったばかり。同センターでショーを予定していたカントリー歌手ブレイク・シェルトンも、13日の公演をキャンセルしたところだった。
しかし「ペプシ・センター」は12日午後にTwitterを更新し、ポスト・マローンによる同日夜のショーは決行されることを発表。感染拡大への懸念からショーの延期やチケット代の返金を期待していたファンからは、ポスト・マローンや同センター、またプロモーション会社「ライブ・ネイション」に向けた驚きや怒りの声が続出した。Twitterには、
「州知事がこのイベントをキャンセルするべき。一体どこが“非常事態”なんだ!」
「どこまで無責任でがめつい人達なの。おかげで300ドルがパーになっちゃった。」
「ペプシ・センターでのイベントには、今後1セントも払わない。」
といったツイートが多数寄せられた。
しかしショーの後にネット上で拡散された動画には、およそ1万8000人を収容できる同センターがたくさんのファンで埋め尽くされ、ポスト・マローンのステージに歓喜する人々の姿が映っていた。この光景を見たユーザー達は、
「最悪の判断」
「この人達、自覚が無さすぎて怖い」
「ポスト・マローンも、こんな状況でショーを決行すべきじゃなかった」
と非難の声が相次ぐのであった。
なおポスト・マローンによるショーが開催予定だった「チェイス・センター」のあるカリフォルニア州では、現在250人以上の集会を中止・延期するよう州当局から要請が出されているため、19日の公演はキャンセル(もしくは延期)予定となっている。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)