部屋で楽しめるようにゲームやインターネットの無料開放、そして手の込んだ料理で日々もてなしていたようだ。その思いが伝わったのか、ゲイさんは英メディア『Sky News』のインタビューで次のように語っている。
「ここはゴージャスな刑務所ってところかしら。私達夫婦はラッキーなことに少し広めの部屋にソファーがあって、バルコニーがあるから外の空気を吸うこともできるの。それに食事がどんどん美味しくなっているのよ! 私にとって真のヒーローはクルーズ船のパティシエなの。」
「彼らはあらゆる種類の素晴らしいデザートで私達を楽しませてくれるのよ。」
このゲイさんの前向きなインタビューには、次のような声があがっている。
「彼女は最高だね。今回の旅で素晴らしい経験を得たようだ。」
「彼女はなんて卓越した女性なんだ。」
「私は船が自分達の命を救う、よりゴージャスな病院だと捉えているわ。」
「とても良い知らせを聞けたわ。あなたの本を読むのを楽しみにしています。」
またフィリップさんも別のインタビューで「乗員は乗客が十分な食事ができて幸せな気持ちになれるよう、できる範囲で精一杯やっているし、良いサービスを維持するために素晴らしい仕事をしている。今回のことは決して彼らのせいではない」とクルーズ船の乗員達を称賛した。
実際に乗客の不安を完全に拭い去ることは難しいと思われるが、それでも乗員らのもてなしの気持ちがゲイさん夫妻に伝わったのだろう。
画像は『Kay Burley 2020年2月11日付Twitter「Novelist and cruise-goer Gay Courter describes life on board the #CoronaVirus quarantined ship in Yokohama and says the real hero is “the pastry chef” who is sending her lots of desserts. JM」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)