第62回グラミー賞授賞式で見事5冠を達成した米ポップスター、ビリー・アイリッシュ(18)。主要4部門独占は1981年のクリストファー・クロス以来39年ぶり、女性初の快挙となった。しかも2010年に20歳で年間最優秀アルバム賞を受賞したテイラー・スウィフトの史上最年少記録を更新したのだ。そんなビリーが受賞した瞬間、すぐ後ろの席で満面の笑みを浮かべスタンディングオベーションをした男性に注目が集まった。SNSでは男性とのツーショットが公開され、「祖父」「音楽関係者」などと彼について憶測が飛び交ったが、男性の正体は人々の想像とは全く別のものだということが判明した。
ビリー・アイリッシュはこの日、年間最優秀レコード賞、年間最優秀アルバム賞、年間最優秀楽曲賞、最優秀新人賞の主要4部門に加え、最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞の5冠を達成した。授賞式ではビリー・アイリッシュの名前が呼ばれるとともに、観客席に座る彼女の周囲で大きな拍手と歓声が巻き上がったが、すぐ後ろの席で立ちあがり溢れんばかりの笑顔で大きな拍手を送っていた男性に注目が集まった。
この男性はビリーの「祖父」や「音楽関係者」という噂が囁かれたものの、実は英リーズから来たテリー・ジョージさん(54)という普通のビジネスマンだ。今回の授賞式ではアーティスト達が受賞や化粧直しなどで席を立った際、空席になったシートを埋めるためだけに出席したそうだ。そして空席に座るやいなや、いつのまにかセレブ達に囲まれていたというなんとも幸運な人物である。
テリーさんは当初、ビリー・アイリッシュをアイルランド出身のコメディアンだと勘違いしていたという。授賞式ではビリーや彼女の兄でプロデューサーのフィニアスさんと話す機会もあったそうで、