米オハイオ州の「ハイウェイパトロール」が今月10日に衝突事故で横転したスクールバス内部の動画を公開し、あまりにも衝撃的だと注目されている。バスの中で座っていた高校生たちにシートベルトをしている者はおらず、まるで紙切れのように宙を舞い泣き叫んでいるのだ。
オハイオ州ペリー郡で昨年12月19日、1996年製フォード・マスタングとスクールバスとの衝突事故が発生した。マスタングを運転していたのはジョセフ・ソーントン(Joseph Thornton、42)で赤信号を無視して暴走し、生徒25名が乗っていたスクールバスに突っ込んだ。
事故の一部始終はバス内に設置されていたカメラが捉えており、今月10日に交通管理や事故処理を行うオハイオ州ハイウェイパトロールによって公開された。
動画では、携帯電話を見るなど静かに座っていた生徒たちだったが突然激しい衝突音が響き、泣き叫ぶ声が轟く。そしてもう一度「ゴオオー」と音がしたかと思うと、バス左側に座っていた生徒たちは一斉に宙に放り出され、天井に叩きつけられる。その後、生徒らは横転したバスの右側に折り重なるように倒れ込んでおり、バスはスリップしながらも停止した。
バスの中では「オーマイガー」「いったい何が起こったんだ」「ここから出してくれ」「外に出ろ!」「ヘルプ!」となどと叫ぶ声が聞こえるが、