1月17日、米ラッパーエミネム(47)が突如アルバムを発表した。20曲が収められた『Music To Be Murdered By』と題されたアルバムの2曲目『Unaccommodating』の歌詞が過激であると、英国内で大きな議論を呼んでいる。
曲中でエミネムは「俺はゲームの中で“爆弾をぶっ放す”と叫ぶことをたくらんでいる。アリアナ・グランデのコンサート会場前で待ってるみたいにな」と歌い、すぐあとには爆発音が鳴り響く音が入っている。この歌詞は2017年にマンチェスターで開催されたアリアナ・グランデのコンサートで、自爆テロにより22名の死者が出た「マンチェスター爆発物事件」をモチーフにしているとされる。
17日にサプライズアルバムがリリースされると同時に、SNSなどのネット上にはこの曲に対するさまざまな意見が溢れた。
「マンチェスター・テロのことをジョークにするなんてひどすぎる。彼に注目するべきじゃないわ。大勢の人が亡くなってるのに、ネタにして金儲けするつもり?」
「エミネムは過去30年以上、クソみたいなことを言ってきた。アリアナのファンは若すぎて知らないが、彼はコロンバイン(高校銃乱射事件)や911(アメリカ同時多発テロ事件)なんかも取り上げてきた。だが、彼がマンチェスターのために2ミリオンを集めたことを忘れちゃいけないよ。これはあくまでも歌で、彼らの世代は優しいんだ。」
「注目を浴びるための、哀れな試みだ。」
この騒動に対して翌18日、