「それまでの約15年間は刑務所に出たり入ったりを繰り返し、薬物に依存して抜け殻のようでした。身長約173センチで体重が54キロしかなく、死んだも同然の生活をしていました。結局私は、車や家、息子の親権も、友達も全て失ったのです。恐怖でした。ただその一方で、これで今までの腐った生活を終わりにすることができるという安堵の気持ちが湧いてきたのも事実です。」
「その後、刑務所で1年1か月を過ごした私には、薬物を断つためのリハビリに励むことなどを条件に2年6か月の保護観察処分が決まりました。最低でも6年、長くて30年の有罪を覚悟していたので、私はこのチャンスを無駄にしまいと心に決めました。」
「私は大切なものを全て失って初めて、いかに自己中心的だったか気付きました。そしてようやく、『悲劇の主人公でいるのは止めなさい』と言ってくれる人に出会えたのです。」
「今はリハビリ施設に定期的に通い、ボランティアをしています。こんなに人生が充実していたことは今までにありませんでした。前向きな人々に囲まれ、助けが必要な人がいればできるだけのことをします。薬物依存で苦しんでいる人には、『私が薬物を断つことができたのですから、あなたもできる』と伝えています。失敗しても、起き上がればいいのです。失敗したからと言って、それで終わりではないのです。」
「薬物を断つことができた私は、息子の親権を取り戻すことができました。もう2年間、同じ職場で働いています。車があり、家があり、すべての支払いも期日内に済ませています。日々私を成長させてくれる、素晴らしい女性とも出会いました。」
「この私の投稿で1人の依存者を救うことができたなら、それは話をした甲斐があるというものです。薬物を止めることができたら、素晴らしい人生が待っているということを多くの人に知って欲しいのです。」
なお現在9歳になったクリスチャン君は、クリスマスにプレイステーションをリクエストした後、ジェイソンさんにこう言ったそうだ。
「もしプレイステーションをもらえなくても、僕は世界で最高のプレゼントを持ってるんだ。それは父さんさ。」
ジェイソンさんとクリスチャン君の関係も、今までになく良好なようだ。
画像は『Jason Wickline 2019年7月26日付Facebook「#CleanChallenge Post a picture of what you looked like in active addiction and how you look today!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)