午後7時半頃に再び森へ向かいミッツィを探し続けた。のちにアランさんは「私はミッツィを見つけられないまま家に戻りたくなかったのです。でも時間も遅くなって来たため、その日は帰らざるを得ませんでした」と振り返っている。
その日はとても寒い夜だったため、ミッツィが凍えているのではないかと思うとアランさんは眠ることができなかった。翌日もアランさんは子供達を学校に送った後、数人の友人を伴って森へとやって来た。その日も10時間ほど探し続けたが結局、収穫はなかった。またアランさんの妻はミッツィの情報を呼びかけるため、リーフレットを作って付近に配布した。
ミッツィが行方不明となって3日目の22日の午前11時頃、森で犬の散歩をしていた女性から「犬がキツネの住処である穴のニオイをしつこく嗅いでいた」という情報を受けて、アランさんは教えてもらった場所に向かった。そして穴の前で、ミッツィが気に入っていた音の出るオモチャを鳴らしてみた。
すると微かに穴の中からミッツィの鳴き声が聞こえたのだ。穴の入り口は非常に小さく、情報をくれた女性からシャベルを借りて穴の入り口を猛烈な勢いでアランさんは掘っていった。ミッツィを穴から出した瞬間、周りで見守っていた人達から歓声が湧いた。アランさんは両手でしっかりとミッツィを抱き、安堵したせいなのか顔をくしゃくしゃにして声を上げて男泣きに泣いた。
その姿は人々に大きな感動を与えたようで、アランさんのFacebookの動画を見た人達からは次のようなコメントが届いた。
「私もとても幸せな気分になり涙が止まらない。アランさんと皆さんのチームワークが功を奏したんですね。」
「アランさん、あなたの溢れんばかりの幸せな瞬間を見て、私も涙が溢れてしまいました。」
「どれだけ素晴らしいか、私の涙が物語っています。」
実はアランさんはライフコーチングの仕事をしており、人々に問題の解決方法や目標を達成するためのプラットフォームを提供しているが、彼の“ミッツィを諦めずに見つける”という目標は3日間で達成できたと言える。またアランさんは今回のことを教訓に、ミッツィにGPS付きの首輪をつける予定とのことだ。
He broke down in tears when he met his lost dog again. Alan Whitton never imagined how he could get so excited to be reunited with his dog Mitzi. Alan had lost his pet and was looking for him intensely 🐶♥️ #mans best friend pic.twitter.com/c7zHfCrIeh
— 💙Ashleymadblue ⭐️⭐️ (@ralpha060461) November 28, 2019
画像は『Alan Whitton 2019年11月22日付Facebook「Ever seen a grown man cry?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)